闘病生活@25歳で大腸がん BLOG

20代,AYA世代(25歳) 横行結腸癌 ➡2021年4月1日に見つかった大腸がんの闘病生活

手術後1日目!歩行練習と言う苦行

今日は手術後1日目についてまとめます。

苦痛でで日中は1ミリも楽ではありませんでしたが、

時間よ早く過ぎろと念じるとあっという間に過ぎました。

 

 

1.経鼻口管の不快感

経鼻口管は栄養投入の為でなく、滞留物を排出する為に取り付けていました。

看護師さんがピストンスポイトを使い手動で滞留物を取り出します。

 

滞留物が無くなった時は若干スッキリしますが、

それを上回る嗚咽感や喉の不快感があります。

 

早く無くなってほしいと思っていましたが

 朝9時の回診時に先生から一言

「昨晩吐いちゃったので、胃のチューブは今日も入れます。明日の朝抜きます。」

 

しょうがないですね。

この不快感ともう1日戦う余力はあったので、

我慢しました。

 

チューブがあるため、本日も絶飲絶食となりましたが特に問題はありません。

 

何せ嗚咽感と不快感のために

飲み物やご飯が欲しいなど全く思わないからです。

 

入れたら吐くと身体が訴えてました。

 

2.尿道カテーテルの違和感

他の人の体験談では痛い、不快と言われていますが

 

私はくすぐったいだけでした。

 

特に痛みもなく、動いても違和感は無かったです。

 

3.ドレーン管と硬膜外麻酔のカテーテル

これらも殆ど違和感は無かったです。

 

ドレーン管を挿入している傷口が

他の傷口より痛むなどもありませんでした。

 

傷口を撮影した画素を載せます。

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ドレーン管左下に入っていますがガチガチに固定されています。

その為、動いても痛みや不快感はありませんでした。

因みに真ん中下にも傷口があるのですが、汚い毛が写るのでそこまで撮影はしていません。

 

4.歩行練習について

術後1日目のメインイベントです。

 

50mくらい歩かされました。

 

これは相当辛かったです。

 

ベット横にゆっくり立ち上がった時,

重力が2倍かと思うほどに身体が重いです。

 

寝てるときはそうでもありませんでしたが、

立つとなると、流石に腹部が痛いです。

筋肉痛の上位互換みたいな痛みです。

 

そして腹腔鏡手術の炭酸ガスによる

肩や腕の痛みもあります。

 

そこに襲いかかる

経鼻口管の不快感と嗚咽感です。

やはりこれが一番辛いです。

 

 

歩行における鬼畜の極み

 

5m歩いた時点で辞めれば良かったです。

 

半分歩いてベンチで休みましたが、

そのときに尋常じゃない汗が出てきました。

額の汗が床に落ちるくらいです。

 

身体が拒絶しています。

「歩くな」と。

 

それでも何とかベットに戻り

すぐに横になりました。

 

その後すぐに3時間眠りました。

 

 

そんなこんなで1日が終わりました。

何かと疲れて、殆ど寝ていたようです。

 

術後の1日目はそんなもんですかね。

手術当日【後半】!麻酔からの目覚め

手術後の様子についてまとめました。

私にとって初めての経験でした。

感じたこと思ったことを全て書きます!

これから手術を受ける人(特に初めての人)は参考にしてみてください!

 

 

1.麻酔からの目覚め

おさらい:大腸がん(横行結腸)ステージⅢ

     腹腔鏡下手術にて約20cm結腸・リンパ切除

 

全身麻酔中はぐっすり夢の中です。

名前を呼ばれた事に気付き目が覚めます

 

目を開けるとそこは手術室でした。

 

医師から一言

「手術終わりましたよ」

 

(終わったんだ…全身麻酔スゴイな)

と思ったの束の間

 

身体が重い、全身の痛み、苦しさを直ぐに感じました。

 

「せーのぉ!」

手術台のベットから通常の病室のベットに移動させられました。

そのまま、病室へ移動します。

 

医師たちに今の状態を聞かれますが、混乱しすぎて分からない。

 

それでも、一番感じたのは

(とても苦しい…)

 

この苦しさが、この後の地獄の主役でした。

 

2.病室に帰還

私は術後のICUに入らず、一般病棟に戻りました。

➡通常はICUで一晩だそうですが、コロナ化だった為無くなったのかもしれません。

 

時計を確認すると時刻は4時でした。

もう夕方です。

今日一日寝て終わりましたが

体力がどっと減った感じがします。

「痛い」「気持ち悪い」と合わせて疲れを感じます

 

手術がいかに体力を消耗するかが分かりました。

 

落ち着いてきた時、自分の身体の状態が分かってきました。

 

・術部の痛みは筋肉痛の上位互換くらい。

➡それほど強い痛みでは無かったです。いきなり腹筋千回行った次の日の筋肉痛が常時ある感じです。

・熱がある。

体温は38度超えでしたが、寒さは感じませんでした。電気毛布なども使わなかったです。

・身体から出ている多数のチューブの不快感

➡点滴×2、硬膜外麻酔の背中からのチューブ、術部からのドレーン管、尿道カテーテル、経鼻胃管、鼻からの酸素チューブ、足の血栓予防のマッサージ器。

・腹腔鏡手術の炭酸ガスによる手や肩の痛み

➡1時間おきに何処がが痛かったです。術部の痛みよりもこちらの方が酷い印象てした。

・息苦しさ、喉の痛み、嗚咽感、不快感

➡経鼻口管のせいです。経鼻口管は胃内容物の性状確認や体外への誘導が目的のものです。手術では十二指腸のあたりを動かしたので取り付けたそうです。

 

身体全体の痛み、不快感、違和感ですが

経鼻口管によるものが8くらいで、その他は2くらいでした。

 

3.手術後の夜

この夜が1番しんどかったです。

 

まず、経鼻口管のおかげで気持ち悪さMAXです。

常時胃カメラをしている様な感じです。

 

勿論、呼吸や会話はできます。

ただ、管が喉にあるため、

違和感と嗚咽感がずっとあります。

 

疲れてるので寝ることは出来ましたか

1時間したら起きます。

 

そして15分ほど違和感嗚咽感と戦い、また寝ます。

こんな事をして、夕方から夜になりました。

 

夜10時前にまた目が覚めると

今度は寝たままいきなり嘔吐しました。

 

これが最高に辛かったです。

 

仰向けのまま嘔吐するなと事前に言われていたので

何とか顔を横向くのですが、経鼻口管の当たりどころが悪くいため

 

より嗚咽感が増し、嘔吐が止まりません。

 

(術後でも吐くものあるんかい)と思いましたが、結構でました。

色が黄色だったので恐らく胃液だと思います。

 

ナースコールを連打して、すぐに看護師さんに来てもららいました。

 

すぐに身体を拭いて貰ったり、シーツ等を変えてもらったり

 

看護師さんがテキパキすぎて感動しました。

本当にありがとう御座います。

 

それでも不快感は変わりません。

寧ろ吐いてからがピークでした。

 

経鼻口管とは何て物だ

苦しい!違和感!唾液止まらん!嗚咽感嫌だ!

こんな事考えつつ1時間毎に寝ては起きるを繰り返しました。

 

まさに地獄の夜

涙も自然に流れてくる。

頭も痛い。

身体も痛い。

気持ち悪い。

 

一晩越えるのが本当に大変でした。

 

寝れないときは点滴の雫が落ちるのを眺めて

眠くなるようにしました。


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