手術後の様子についてまとめました。
私にとって初めての経験でした。
感じたこと,思ったことを全て書きます!
これから手術を受ける人(特に初めての人)は参考にしてみてください!
1.麻酔からの目覚め
おさらい:大腸がん(横行結腸)ステージⅢ
腹腔鏡下手術にて約20cm結腸・リンパ切除
全身麻酔中はぐっすり夢の中です。
名前を呼ばれた事に気付き目が覚めます。
目を開けるとそこは手術室でした。
医師から一言
「手術終わりましたよ」
(終わったんだ…全身麻酔スゴイな)
と思ったの束の間
身体が重い、全身の痛み、苦しさを直ぐに感じました。
「せーのぉ!」
手術台のベットから通常の病室のベットに移動させられました。
そのまま、病室へ移動します。
医師たちに今の状態を聞かれますが、混乱しすぎて分からない。
それでも、一番感じたのは
(とても苦しい…)
この苦しさが、この後の地獄の主役でした。
2.病室に帰還
私は術後のICUに入らず、一般病棟に戻りました。
➡通常はICUで一晩だそうですが、コロナ化だった為無くなったのかもしれません。
時計を確認すると時刻は4時でした。
もう夕方です。
今日一日寝て終わりましたが
体力がどっと減った感じがします。
「痛い」「気持ち悪い」と合わせて疲れを感じます。
手術がいかに体力を消耗するかが分かりました。
落ち着いてきた時、自分の身体の状態が分かってきました。
・術部の痛みは筋肉痛の上位互換くらい。
➡それほど強い痛みでは無かったです。いきなり腹筋千回行った次の日の筋肉痛が常時ある感じです。
・熱がある。
➡体温は38度超えでしたが、寒さは感じませんでした。電気毛布なども使わなかったです。
・身体から出ている多数のチューブの不快感
➡点滴×2、硬膜外麻酔の背中からのチューブ、術部からのドレーン管、尿道カテーテル、経鼻胃管、鼻からの酸素チューブ、足の血栓予防のマッサージ器。
・腹腔鏡手術の炭酸ガスによる手や肩の痛み
➡1時間おきに何処がが痛かったです。術部の痛みよりもこちらの方が酷い印象てした。
・息苦しさ、喉の痛み、嗚咽感、不快感
➡経鼻口管のせいです。経鼻口管は胃内容物の性状確認や体外への誘導が目的のものです。手術では十二指腸のあたりを動かしたので取り付けたそうです。
身体全体の痛み、不快感、違和感ですが
経鼻口管によるものが8くらいで、その他は2くらいでした。
3.手術後の夜
この夜が1番しんどかったです。
まず、経鼻口管のおかげで気持ち悪さMAXです。
常時胃カメラをしている様な感じです。
勿論、呼吸や会話はできます。
ただ、管が喉にあるため、
違和感と嗚咽感がずっとあります。
疲れてるので寝ることは出来ましたか
1時間したら起きます。
そして15分ほど違和感嗚咽感と戦い、また寝ます。
こんな事をして、夕方から夜になりました。
夜10時前にまた目が覚めると
今度は寝たままいきなり嘔吐しました。
これが最高に辛かったです。
仰向けのまま嘔吐するなと事前に言われていたので
何とか顔を横向くのですが、経鼻口管の当たりどころが悪くいため
より嗚咽感が増し、嘔吐が止まりません。
(術後でも吐くものあるんかい)と思いましたが、結構でました。
➡色が黄色だったので恐らく胃液だと思います。
ナースコールを連打して、すぐに看護師さんに来てもららいました。
すぐに身体を拭いて貰ったり、シーツ等を変えてもらったり
看護師さんがテキパキすぎて感動しました。
本当にありがとう御座います。
それでも不快感は変わりません。
寧ろ吐いてからがピークでした。
経鼻口管とは何て物だ
苦しい!違和感!唾液止まらん!嗚咽感嫌だ!
こんな事考えつつ1時間毎に寝ては起きるを繰り返しました。
まさに地獄の夜。
涙も自然に流れてくる。
頭も痛い。
身体も痛い。
気持ち悪い。
一晩越えるのが本当に大変でした。
寝れないときは点滴の雫が落ちるのを眺めて
眠くなるようにしました。